いつも太陽のようにみんなの夢の応援団長でいたい!

Report 4

人生を本気で生きてほしいと
願いを込めて教壇に立つ

廣井 仁利(ひろい よしかず)さん
有限会社 サンク 代表取締役

廣井仁利さん 有限会社 サンク 代表取締役

ドリームマップ授業でおなじみのニックネーム「団長」でお呼びしますが、まず団長がドリームマップを知ったきっかけから教えてください。

廣井仁利

初めてドリームマップを知ったのは、2010年に小学校のPTA会長をしていたときでした。卒業を控えた6年生のために是非ドリームマップ授業をやらせてほしい!と保護者でドリマ先生の高野さんから相談を受けたのです。同じ6年生の子どもを持つ保護者同士で「子どもたちに夢を描く機会を作りたい」という熱い思いに共感し、一緒に校長先生のところへお願いに行きました。その後、先生方のご理解・ご協力を得て、翌年1月にドリームマップ授業が実現。有難いことに次年度以降も6年生クラスを対象に実施していただいています。

では、小学生向けのドリームマップ授業をきっかけに団長ご自身もドリマ先生に?

そうです。僕には、子どものころからの将来の夢が2つありました。ひとつが会社の社長で、もうひとつが小学校の先生になることでした。でも、会社を興したときに、先生になる夢は諦めたんです。

ドリームマップ授業を見学している時に、子どもたちが思い思いの夢を描いているのを見て、自分が叶えられなかった懐かしい夢をむくむくと思い出しました。「ドリマ先生という形だったら、社長をしながら学校の先生にもなれるんじゃないか……?」そこからすぐに養成講座を受講し、1年後にはドリマ先生として小学校の教壇に立つことができました。縁あって46歳にして叶った夢です。

子どものころからの夢が2つとも叶ったなんて素敵ですね!起業までの経緯も教えていただけますか?

現在、僕は沼津市内でハウスクリーニングやリフォームを請け負う会社をしています。大学卒業後に、販売や営業職に就きながら開業資金を貯めました。当時は漠然と「30歳でちゃんとした会社の社長になりたい」と考えていて、商売は3年かかるといわれていたので、27歳で起業しようと決めていました。ハウスクリーニングの修行をして、実際に開業したのは27歳になる1日前のことです。ドリマ先生となった今思えば、目標に対していつまでにという期限を設定していたことが、夢の実現に効果的だったと感じます。

夢を叶えてきた団長が思う、ドリームマップの良さとはどういったところでしょう?

ドリームマップは、夢や行動目標という未来の自分の姿を「見える化できる」というのが良いと思います。それから「夢をかなえるワン・ツー・スリーの法則」で行動への落とし込みをしているところですね。

ハウスクリーニングは、行動した分だけ結果として返ってくるビフォー・アフターの差がしっかり現れる仕事です。ピカピカになった部屋と喜んでくれている人の笑顔を思い描きながら、部屋の隅々まで磨いていきます。イメージを持ってやるのとやらないのでは全然違います。

また、依頼された仕事に対して返す仕事の質も色々あるけれど、見えないところの汚れも手を抜かずに掃除するのが僕はプロだと思っています。モップを使った機械拭きじゃなくて手拭きにこだわるのもそう。若い頃は正直こうやって頑張っていても時間は余計に掛かるし、儲からないのに……と思うこともありました。でも、真剣にやった仕事の積み重ねには「信頼という形で結果が必ずついて来るんです。僕を信頼して仕事を任せてくださるお客様に支えられて20年続けてこられたので、行動の積み重ねや感謝することの大切さも子どもたちにメッセージとして伝えていきたいです。

夢に向かって行動する日々の積み重ねの大切さ。実践してきた団長ならではの説得力ある言葉です。

廣井仁利さん

積み重ねのすごさは、500円玉貯金でも実感しました。
数年前、当時4歳の娘と「この貯金箱がいっぱいになったら、東京ディズニーリゾートにお泊りで行こうね。」と約束して500円玉貯金を始めたのですが、毎日必ず入れようと決めて意識してやっていたら、1年で25万円くらい貯まっていて。よし!じゃあ2年目は毎日2枚ずつ入れようと取り組みました。3年弱で貯金箱がいっぱいなり、数えてみたら100万円以上になっていました。旅行資金としては充分すぎるし、どうしようかと考えましたが、子どもたちをビックリさせたいと思い、全額使って家族三世代でロサンゼルスにあるカルフォルニアディズニーリゾートへ行きました。

すごい展開ですね!娘さんを喜ばせたいという思いが、予想を上回る結果を引き寄せたのですね。

はい。ロサンゼルスのディズニーランドに行くなんて、自分でも想像していなかったです。現地で歓声を上げる娘を見て、「この子との約束で、僕は今ここに居るんだ!」と思ったら、ちょっと泣きそうになりました。もし500円玉貯金のきっかけが、自分のためとかだったら、こういうことは起こらなかったと思います。

夢を叶えるためには努力が必要だし、努力を続けるためには夢が必要なのだと思います。その夢に「誰かのために」という気持ちがあると強い!と感じました。ドリームマップの四つの視点でいう「他者への貢献」です。

団長がドリマ先生として授業で大切にしていることはどんなことですか?

僕のニックネームの「団長は、いつも太陽のようにみんなの夢の応援団長でいたい!という思いからきています。「子どもたちには夢を持っていてほしい。可能性はいくらでもあるんだよ。」とエールを送り続けたいですね。僕も大学時代にボランティア活動を始めるまでは、勉強も運動も平均並みという自分に自信が持てませんでした。だから一人ひとりの夢の後押しをするつもりで、いつも5時限目のドリームマップ発表のときには頑張れ!という気持ちを込めて、一番大きな声を出して場を盛り上げるようにしています。とにかく夢を描くことを楽しんでほしいなぁと。見た目の上手下手じゃなくて、これを見たら頑張れる!って力の湧いてくる、熱くなれるドリームマップを作ろう、と呼びかけています。

子どもたちに対して夢をもってほしいと強く願う、その根源はなんだと思いますか?

そうですね、一番大きいのはやはり2児の父親として息子や娘に対する切実な思いなのかもしれません。オヤジ代表としてのメッセージというか……。幸せになってほしい、人生を自分らしく輝かせてほしい。「夢をもってほしい=自分の人生を本気で生きてほしいってことなんです。人は自分が決めた自分の幸せになら満足できる。だから人生は自分で責任を持って設計していく力を養ってほしいと考えています。夢がかなうことが成功とか幸せなわけじゃなくて、その過程でコツコツ毎日努力することが自信になるし、それが人生を創っていっているってことじゃないかなと思います。

これからも熱いオヤジ代表として子どもたちを励まし続けてください!
最後に団長の今後の夢も教えていただけますか?

廣井仁利さん
 

今挑戦していることは、夢を実現するための行動を促す「習慣サポート」のツール作りです。ドリームマップと組み合わせて、コツコツ努力するのが苦手な人でも出来るようになるプログラムを考えていきたいです。それから、地元沼津の全小中学校でドリームマップ授業が実施されるというのも叶えたい夢のひとつです。

団長、ありがとうございました。